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心療内科での受診

「疲れやすい」、「だるい」、「手足のしびれ」、「発汗」、「ふらつき」など自律神経失調症とよく似た症状が現れる病気があります。
例えば貧血、糖尿病、バセドー氏病、脳腫瘍、癌などがそうです。医院や病院の一般科を受診しても原因が見つからない場合や「自律神経失調症」と診断されたら心療内科を受診しましょう。

心療内科はストレスが絡むすべての病気を守備範囲としている科です。心療内科では薬剤による治療法を平行して、ストレスの軽減やリラックスのための心理治療や生活指導なども行います。

薬を服用する事を敬遠し怖がってしまう人もいると思いますが薬物療法は表面に現れている「めまい」、「動悸」、「ふらつき」、「呼吸困難」など体の症状を取り除いてくれます。薬の服用は、心と体の悪循環を断ち切る有効な方法なのです。

薬剤を使った治療から少しずつ一般心理療法やカウンセリングなどを取り入れていきます。一般心理療法は<受容>、<保障>、<支持>の3つの柱で成り立っています。一方カウンセリングは、相談または助言指導といわれ患者自身が「気づき」よって人格を成長させていくのを援助するものです。


一般心理療法の3つの柱
<受容> 周囲の人に訴えても分かってもらえない体の苦痛を理解する
<保障> 病気をじゅうぶん分かりやすく説明し、必ず治るものだということを約束する
<支持> 病気になったときにありがちな孤独感や、自分の存在価値を見失いがちな状態をささえ問題解決のために試行錯誤の時期を支える